お正月

ようやくお正月料理のひとつ？、お雑煮を食べました。
お雑煮を食べないと、新年を迎えた気がしない、というのはやはり私は日本人なのでしょうか。
しかも、東京風ではなく広島風のお雑煮でないと、食べた気がしません。
ブリとはまぐり、その他たくさんの具が入っていないと、どうもしっくりこない。
幼少期、お雑煮なんて全く好きになれなくて困っていたものの一つだったのに。

このように幼少期からの食生活が嗜好にかかわらず現在に至るまでにかなり影響していることがよくわかります。
このことからもわかるように、生まれた環境や文化を引き継ぐということも納得のいく話です。
いくら諸外国のすばらしい魅力に惹かれ、同じようなことがしたくて真似たところで、同じようなものは出来ないのです。
似て非なるものは出来ると思いますが、決して同じものは作れません。

現代が個々にスポットライトがあたっている時代と言っても、私たちが無意識や意識で認識しているかどうかとは関係なく、その土地の地の利というものが性質に必ず現れていると思います。人によっての個人差はかなり大きくあると思いますが。

その文化自体を否定してしまうことは、自分自身の価値を否定することにもなりうると思います。

私たちの背景にあるものを受容しながらも個々の力を発揮できる場所を探すのが今後の課題なのかなと思います。