ヒンズー教にはじめて共感しました。

ウブドの４月の日の出は6:20頃。
私は出発前に色んなことが重なって、凄く疲れきった風邪気味の状態で旅立ったのですが、ウブドに着いたら自然のエネルギーがどんどん身体に浸透するのがわかり、喜びが入ってきて毎朝４時頃には目が覚めてしまいました。（もっと寝たいのですが。）

それで、溢れてくるアイディアや、考えのまとめ、散歩など、静かにゆっくり自然と過ごす時間にあてていました。

夜明け前の散歩中、暗闇の谷底からうっすらと聞こえてくるガムラン音楽。
音楽だけが真っ暗闇のトロピカルジャングルに鳴り響くさまは、とても怖いものがありました。

あとで尋ねたら、村でお寺のセレモニーが６時に行なわれるのだそうです。

気づけば時間も毎日正確で5:55に始まって6:10には音が消えていくことがわかってきました。

（6:15になると猿の大行進が始まるのですが、またそれは別で書きます。）

更に詳しくは、セレモニーはまずガムラン音楽を奏でることからはじまり、６時になるとお経を皆で読むそうです。

それらをお寺がスピーカーで村人皆に聞こえるよう流しているそうです。

だから標高1000mの山の上まで聞こえていたようですね。


バリ島は、インドネシアの中で特殊な島で、95%がヒンズー教だそうです。（他の島はほとんどがイスラム教。）

ですから、そのセレモニーはヒンズー教です。

ヒンズー教はあるがまま（動物もお化けも霊的な存在も）をうけいれていく、

何事（動物もお化けも霊的な存在も）も排除しない、

みんな（動物もお化けも霊的な存在も）で共存する。

そういう教えのようで、かなり共感できました。

その教えのお陰で、今でも素晴らしい考え方や伝統医療が続いているのだと、自然、食事、マッサージ、薬草などを日々学んでいるうちにわかってきて、益々興味がでたところで帰ってきました。

今回は薬草のことが最優先だったので、寺院にも行かず、工芸品の制作現場も見ないまま帰ってきました。

（1度目に行ったはず！と全部割愛しましたが、もうすっかり２０年前の記憶は薄かった。。。）

となると、「もう一回いくしかないよな〜。」という想いが、帰ってきてからますます高まるばかりです。