武術合宿（出張）に向けて

いよいよ今月となった武術合宿（も含まれた出張です！)に備え、1月から本格的にトレーニングを始めています。

昨日は、太極拳の起勢の練習でした。

起勢は太極拳ではじめに使う大事な動きなのですが、「こうですよ」と型だけを教わり、個人練習だけを重ねても、脱力して大地のエネルギーを使っていく感覚はわかりにくいものです。

そこで、対人練習で起勢を使うとどう言うことになるか？にポイントして練習してみると、、、型の練習で得られなかったエネルギーに簡単に気づくことができて、不思議な体感がありました。

自分がやっているけれども自分ではない何かのエネルギー。

相手のエネルギーさえも全てを巻き込んで、抗えないエネルギーが働き自分が動かしているようにはどうも思えない感覚になる。。。

こう言うとかなり怪しいのですが(笑)
そうとしか言いようのない不思議な感覚で、私がしたことと言えば、意識をどこに置くかだけ。
そこに動作がついて来る感じです。

すると、「何もしていないのにすんなり相手が落ちていく」のを体感できます。

しかも私が力んだ瞬間、それら全ては無効となります。

この力まないことでできることは、私がいつも武術が面白いと感じるところです。

落ちる(倒される)側も、あまりにも綺麗に技がかかると身体の動きが（落とされているのに）心地よくて笑ってしまいます。

それぞれコツを得て練習の最後にはお互いいとも簡単にかけられるようになり、ひたすら笑いながらトレーニングをしました。

永らく、あの手この手でこの感覚を理解出来るよう指導してくれた方々に感謝します。

特にヨーダ先輩の武術合宿に行きだした3年前からは「まだまだ無駄な動きが多い」と、徹底してこの感覚がわかるための指導をしてくれていたと自覚しています。

教えがようやく今、頭での理解ではなく身体を通しての理解になった気がします。

1ミリくらいの理解でしょうが、私にとってこの1ミリは相当大きな収穫です！

何しろ無数にある私の身体の制限の一つが解除できたということは、
私の人生での可能性がまた一つ増えることに繋がるからです。

武術の基礎はヨガやスポーツなどのあらゆる動き、心身の土台作りになります。

できないからと言って諦めずに、付かず離れずでも愚直に20代からトレーニングしていたことが「身になっていたんだ！」と実感する機会が最近多くなってきました。

武術があった人生となかった人生を想像すると、なかった人生はきっとつまらないな〜と思います。

いつまで経ってもうまくはならない(当然練習量が足りない)のに、それくらい好きで大事にしています。

私の所属する整体室「一路庵」の運動教室では、ルーシィダットン(タイ式ヨガ)の他に、太極拳(8段錦、24式)なども取り入れて、自分で身体のバランスを取る方法、健康維持、体力作りのサポートをしています。

基本は個人レッスンですので、ご要望に合う運動を提案していきます。

ソフトな動き〜激しい動き、
簡単な動き〜難しい動き、
とたくさんの動きがある中から、
「今の身体に合う運動」
を提案していますので、最短ルートで身体づくりができます。

ご興味のある方はご一報ください。