残念な想いと意外な発見

旅していて、同じアジア人としてひとくくりにされると、あ〜あ〜あ〜と残念に思うことがしばしばあります。

お金があれば何をしても言い訳じゃないと思います。

けれども、そうみえるような態度で接しているお金持ち？アジア人をたくさん見かけました。

もちろんそういう方ばかりではないと思いますので、目立ってしまうだけかもしれません。

アジアとして、同じ血が流れているのだなーと思うと、申し訳ないやら、恥ずかしいやら、怒りやら、複雑な想いです。


一方、イタリアで働く人たちはかなり勤勉で、こんなに真面目な国だったのか？？？と驚きました。

二十年前どころか、二年前とも印象が確実に違うのです。

綺麗なお店は、手が空くと懸命に掃除をし、休まず熱心に、しかも楽しそうに働いています。

自分の仕事に情熱を持っていて、やらされている感があまり見られません。

日本のように頂点まで登り詰めて、自動的に下りしかないような感じとは違い、これから成長して行くぞ！というような若いフレッシュなエネルギーを感じました。


それから、若い子のマナーの悪さが目立ってきているのは、万国共通なのでしょうか？

ディスプレイに座る。
商品を床に置く。
列に割り込む。
手づかみでビュッフェを取る。
それを歩きながら食べる。

などなど、言いだしたらきりがありませんが、どんな環境で生きてきたのかなあ？
と想像する場面がしばしば。

ある程度年齢がいくと、自分がそうしないようにするだけでなくて、そういう若い人に何が伝えられるか？を考えてしまいます。

そう思う日が来るとは思いませんでしたが。


そんなこんなで、いろんな場面で線引きが進んでいるのを痛感しました。

わかりやすい形で言えば善は善同士、悪は悪同士で引きあって、連鎖している感じがします。

いくところまでいくと、後戻りはできないのだろうなあと思います。

日本に限らず、この世界はどうなっていくのだろう？と考えてしまいました。