天国のお正月

昨日は旧十六日祭でした。

旧暦の十六日にあたるこの日は、天国のお正月と呼ばれ、沖縄ではお正月よりも旧お正月よりも大事にされる日で、盛大に行われます。

故人を偲んで、お墓の前にテントを張って、皆で集まり、お食事をする。

そんな習慣があるそうです。


今年も昨年も、丁度この日に来ていて、参加させて頂きました。

この日は、午前中で学校も終わり、お仕事の方も午後からおやすみになるところがほとんどです。

今回は丁度日曜日だったので、特別にお休みにならないことを残念がる人も多かったようです。

こちらのお墓も仏壇もとても大きく、お墓の前にはお食事ができるようなスペースもありますし、沢山のお供え物も必要になります。(故人の人数分飾るらしいです！)

広いのでお掃除も大変です。

その為、この日の前後はお掃除に支度に片付けに、かなり忙しいので（特に一週間前は）、女性達はみな、いそいそと動いています。

こういう行事がある度に、女性は身を粉にして働いています。

なんでも出来る女性は、潜在能力のもとに、こうして鍛えられて仕上がっていくのだなあと思いました。


それから、お祭りの意味の深さを感じます。

この日を境にがらっと変わる出来事もありましたし、
この時期だから起きるだろう出来事も体験しました。

おかげで体調は、相当きついです。

気候もこの日を境に次第に暖かくなるそうです。

どうりで毎日寒い訳です。

こちらでストーブ使ったのは初めてです。

島の生活はのんびりしているように見えますが、
内実は、能力値の高い人ほど、分刻みで動いている人ばかりです。

しかも「自分の癒し」なんて全く考えていません。

常に他人のことで忙しいのです。

このホスピタリティ精神に、いつも自分を反省します。

まだまだ甘いなあと。


月末は黒島の牛祭り。

引き続き、島の人たちは忙しい日々が続きます。




海の散歩が1日の楽しみです。忙しすぎていけない日は、とっても残念。